SNH48第三回リクエストアワー、現地ファンに得票数の集計ルールがあまりに評判が悪いので、またルールを変えました、というお話。
最初は昨年同様、BEST30ということで、上位30曲だけをファン投票で決めると発表された。
しかし今回SNH48チームSII、NII、HII、X、XIIの5チームに加えて、北京BEJ48チームB、E、広州GNZ48チームG、チームNIIIも参加するのに、たった30曲だけでは、ほとんどのメンバーのファンがムダな票を購入することになるというので、曲数を増やしてほしいという意見が多かった。
そこで運営はBEST50に改めて、上位50曲にした。
しかしそれでも、まだそこそこの人気しかないメンバーの応援会は、ユニット曲で入選をねらっていたが、それをあきらめて、すでに集めていたお金を、SNH48第二回ファッション大賞、または、来年の第四回総選挙にまわすことに決めた。
いつもながら、とっても正直なSNH48一期生チームSIIチェンスー(陳思)は、自分からも中国ツイッター(新浪微博)で、ファンにリクエストアワーBEST50には投票しないよう、呼びかけている。
こういうツイートは、ある意味、SNH48運営会社にケンカを売っているようなものだ。ファンが投票をやめれば運営会社の売上が確実に減るので。
でもチェンスー(陳思)はあえて、自分が運営から見て悪者になっても、あまり人気のないメンバーたちやファンの気持ちを代弁している。とても彼女らしい。
SNH48一期生中心のチームSII応援会でさえ、投票をユニット曲ではなく、チームSII曲に集中させることに決めて、応援会のファンたちに呼びかけている。
ユニット曲に投票してもムダにならないと自信を持てるのは、おそらくSNH48チームNII各メンバーのファンだけだと思われる。
しかしそのチームNIIも、チームNII応援会はチーム曲『ファースト・ラビット』に投票を集中させることを呼びかけている。
その動きをうけて、SNH48運営は、さらにユニット曲の票数集計ルールを変更した。
今までは、ユニット曲への投票は、参加メンバーと、各メンバーのポジションをすべて別々に集計して順位を決めるというルールだった。
つまり、同じ曲でも、参加メンバーや、メンバーのポジションで票が割れると、そのユニット曲自体の入選の可能性が低くなってしまう。
それを改めて、曲が同じであれば、参加メンバーや、メンバーのポジションが違っても、そのユニット曲の票数として合計する。当日のパフォーマンスは、その曲の投票数の中で、いちばん票数が多かったメンバーとポジションで行う、というふうにルールを変えた。
SNH48運営は、これならユニット曲に投票するファンが増えるだろうと思ったんだろうけれど、現地ファンからはさっそくツッコミが入っている。
結局、あまり人気のないメンバーがユニット曲に投票しても、別のメンバーが舞台に上がることになれば、ムダな票を投票することになる。
むしろ自分が応援していないメンバーを舞台に上げるために投票することになりかねない。
なのでこのルール変更は、あまり人気のないメンバーのファンにとっては無意味なルール変更なのだ。
事前にこれだけケチがつくと、第三回リクエストアワーBEST50そのものが、あまり盛り上がらないし、運営としても第三回総選挙のような売上が見込めないので、微妙な感じになりそう。
そもそも去年の第二回リクエストアワーの上位メンバーが、ほとんどチームNIIで、チーム曲もチームNIIの『BINGO!』、ユニット曲もチームNIIカチューシャ(李藝彤)とテテちゃん(黃婷婷)の『おしべとめしべと夜の蝶々』で、去年の段階ですでに他のチームのファンは、しらけていたけれど。
それでチームNIIが喜んだかと言えば、『BINGO!』のMV撮影が伸び伸びになって、2016/08/24になってやっと公開される始末。
今回のリクアワはどうなっちゃうんでしょうか。