SNH48第三回リクエストアワーBest50座席表とチケット価格発表、最良席はオークション販売

SNH48第三回リクエストアワーBest50は2017/01/07(土)上海メルセデス・ベンツ・アリーナで開催されるが、チケット価格が発表された。

舞台は会場の中央に設置され、かぶりつきの座席は998人民元(=約15,000円)ではなく、その金額からスタートするオークションで販売されるという、運営の「拝金主義」がモロに出ている価格設定。

ちなみに去年は上海国際体操センターという、はるかに小さい2,000席程度のキャパの会場。上海メルセデス・ベンツ・アリーナは1万席超の会場。

チケット価格は定額で598人民元、398人民元、198人民元の3種類だけ。この1年間でSNH48グループがどれだけ成長・拡大したかが、これを見ただけでもよく分かる。

今やSNH48運営会社は大株主の発言力がおそらく強くなり、より利益追求型の方針に変わっていることはやむを得ない。

たぶん注目すべき点は、メンバーの気持ちだと思う。

48系グループの「努力は必ず報われる」とか、王子傑社長が話していた「不公平は必ずシステムを腐敗させる」といった言葉を信じて、育成系アイドルという仕事の清廉さを信じて、SNH48グループに入団したメンバーたちの、どれくらいの割合が利益追求型への運営の変化に、メンタルな面で付いていけるか。

先日ここで、ファンクラブのポイントに多額の欠損が出たという「ネタ」をご紹介した。広州GNZ48ではグッズ売り場の女の子が犯人とされ、北京BEJ48運営はその後すぐに謝罪の告知を出した。

しかしこれはもともとSNH48運営会社が開発したポイント管理システムが、不正を許すような作りになっていた、いわば情報システムや業務プロセスの欠陥が根本的な原因だ。

にもかかわらずSNH48運営会社は、北京BEJ48の劇場支配人をクビにするという人事を行ったらしい。

北京BEJ48の劇場支配人が更迭されたというのは、未確認情報だ。しかし、2016/11/13未明にBEJ48の主要メンバーが中国ツイッター(新浪微博)でそれをにおわせるツイートをし、すぐに削除していることから、そう推測できるとのこと。

メンバー自身がすぐに削除しても、現地ファンが独自運用しているこちらのSNH48ファンサイトが、中国ツイッター(新浪微博)のAPIで、リアルタイムにツイートを保管しているので、後から検証できてしまう。

夜中3時台のツイートがすべて削除されているが、「突然の知らせはまるで青天の霹靂。ほんとにほんとにほんとにほんとにほんとにほんとにすごく悲しい」とか、「私の好きな人は、どこにいたとしてもいちばんいい人でいちばん輝いている人。すべての努力と優しさに感謝し、忘れません」など。

ファンと私的に連絡をとって謝罪したが、劇場外の仕事半年間停止だけという軽い処分で、現地ファンの多くが不満を持っている五期生のシャンシャン(姜杉)は、その後、学業のためということで実家に帰って、結果的に劇場公演を休んで、事実上「冷蔵」されている。

彼女への処罰が今後変わるかどうかも、一つの指標になるかもしれない。

…ということで、大人の世界のドロドロした事情を、なぜか第三回リクエストアワーの座席表の記事みたいな、ぜんぜん関係ないところに隠して書いてみました(汗)。