(余談)瀋陽SHY48のその後

瀋陽SHY48について余談。瀋陽SHY48一期生チームSIII陳婧文が、上海SNH48チームSIIのお下がり公演『心の旅程』千秋楽をもって退団すると、長文ツイートした後の状況。

(上海SNH48チームSIIと、瀋陽SHY48チームSIIIは間違いやすいのでご注意を)

この日、同チームSIII盧天惠がダンス教師に暴力をふるわれた件について暴露ツイートしたのは、先日ご紹介したとおり。このツイートは削除されている。

直接のきっかけは、AKB48用語でいう「セレクション」、つまり内部審査で、チームSIIIの一期生5人が、二期生と入れ替えになったこと。

ただ彼女はその後、今までどおり天真爛漫なキャラで、公式アプリPocket48の生放送をしている。本当に何も起こらなかったかのように、だ。

その他に、同チームHIII Koko(蔻承希)もファンに対して、総選挙投票含め、今後何もしてくれなくていいというツイートを2017/06/07にしていた。Koko(蔻承希)のその後の公式アプリ生放送は、盧天惠と違ってかなり吹っ切れた感じになっている。

じゃあ瀋陽SHY48全体としてどうなっているかというと、何事もなかったかのように活動をつづけている。

それを証明する、2017/06/07~06/09にかけての瀋陽SHY48メンバーのツイートを見てみよう。

わざと小さく表示してあるのは、遠目に画像を見ただけでよく傾向が分かるから。

↓こちらのタイムラインの下半分は、チームSIII陳婧文の退団宣言ツイートのリツイートだが、その後のツイートは瀋陽SHY48公式アカウントのリツイートになっている。

リツイートされている瀋陽SHY48公式アカウントのツイートの内容は、スタッフが炎天下(この日の瀋陽の最高気温は30度近い)、街頭でPR活動をしていた件。メンバーがスタッフに感謝するリツイートをしている。

↓それに続くタイムラインは、さらに傾向がはっきりしている。公式アカウントのリツイートで埋め尽くされている。

これら公式アカウントのツイートは長文で、スタッフが瀋陽市内15か所の大学入試会場の外で、PR活動をしたことの報告になっている。メンバーは全員、スタッフに感謝している。

他の姉妹グループで、これだけ公式アカウントのリツイートがきれいに並ぶのを見たことがない。

筆者がSNH48姉妹グループをフォローしていてつねに恐れているのは、こういうことが起こってしまうことだ。あの国だから。

じっさいに何があったのか分からないまま、全員がきれいに同じ方向を向いている。

そもそもアイドルグループの面白さは、男性グループ、女性グループにかかわらず、違う個性がチームとしてまとまる点にあると思う。

ふだんのツイートはバラバラの方だが、そういう多様性のあるメンバーが、いざパフォーマンスするときは一致団結するから面白い。

(タイアップ先企業のPRをしなきゃいけないときに、メンバー全員が同じようなツイートをするのは仕方ないとして)

筆者がいつも思うのは、ファンもそうあるべき、ということ。

アイドルのファンは信者じゃないので、アイドルのすることを無条件に「正しい」と評価すべきでない。

ファンはつねに、運営含めたアイドルのあり方について、自分のどこかに、冷静で、客観的で、批判的な視点を常にもっているべきだと思う。

完全に盲目になってしまうことは、とくにあちらのアイドルのファンになるときは危険だ。

だから筆者は個人としてこの非公式ブログをやっているわけで、「違う」と思ったときは「違う」と書く。読者の方が筆者と違う意見でも、それは当然だし、その方が良い。

違うと思った時に、違うと書けることが重要だからだ。

違うと思った時に、違うと書けなくなったら、いろんな意味で「おしまい」だろう。