上海SNH48二期生ルーリー(曾艷芬)騒動は続く、オレンジ(陳問言)の忠告にロックバンドの歌詞で暗黙の抵抗

上海SNH48二期生ルーリー(曾艷芬)が芸能人のスキャンダルに首をつっこんで、他のメンバーに迷惑をかけている件、ついに同じチームNIIのオレンジ(陳問言)が忠告しに出てきた。

ルーリーはその後もFacebookで自分が正しいと書き続けていたが、オレンジが直接コメントをしている。

このオレンジのアカウント、高度ななりすましかもしれないと思い、過去の書き込みを見たが、2014年のデビュー時から彼女でなければ書けないことが書かれている。間違いなく本物だ。

彼女のコメントによると、驚くべきことにルーリーはチームNII新公演のリハに参加していない。

自分が当事者でもない芸能スキャンダルで男性タレントを擁護する議論を延々としながら、自分の仕事をほっぽらかしていたのだ。

下記、オレンジ(陳問言)のルーリーへの忠告。

ああっ…

ルーリー、頑張り終わったら新公演のリハに戻ってきてよ。どうかお願い。

確かに私のEQは低いし、私がいま出てきて話をするとひどく罵られるだろうと思う。でも本当にこれ以上耐えられない。

あなたがここ数日書いている文章について。

あなたは「この奇形の世界」と言うけれど、この世界で生活できないなら、他の世界に行けばいい。奇形でない世界へ行って生活すればいい。

みんなあなたを相手にしてない(訳注:ここでいうみんなはチームNIIメンバーのこと)。あなたはみんなのWeChatメッセージにも返信しないし、電話にも出ない。それで私たちはどうやってあなたを相手にすればいいの?

あなたの家の玄関に座り込んであなたの道をふさいで、あなたとおしゃべりしろとでも?ここ数日新公演のリハで忙しくて、実際そんなヒマはないの。

本当にガマンできなくて言うけれど、他のチームメイトは営業の仕事から帰ってきて一日で3曲の踊りを脚にマメが出来るくらい練習して、やっとみんなに追いついてるんだよ。私は本当に彼女たちを尊敬する。しかもみんなの努力に申し訳が立つように、足を引っ張らないように決意してダンスの練習をしてるの。

でもあなたが書いているものを読んだら、私は呼吸困難になって、手足の力が抜けて、申し訳なく思うよ…

でもたぶん私もあなたを気にかけているかもしれないね。そうでなきゃあなたが何を話しても私に何の関係があるの、ってことになるはずだから。

でもあなたは言うでしょうね。私に構わないで、黙ってて。あなたはリハに行ってなさい、って。

うん。じゃあ私はリハに行くわ。

彼女はチームNIIメンバー全員を代弁している。他のメンバーはルーリーに忠告できないからだ。

NIIメンバーの多くが総選挙の上位メンバーで、同じ上位メンバーのルーリーに忠告すれば、ファンどうしが攻撃する「内紛」で炎上すると分かっている。先日のカチューシャ(李藝彤)「万年第2位」ネタが炎上したのはその一例だ。チームNIIファンにはそういう性質がある。

そして驚くべきは、このオレンジの忠告に対して、ルーリーが今度は中国ツイッター(新浪微博)でツイートした内容だ。

腰が痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い
ちょっとでも動くと痛い。
最近雨が降ってる関係かな。
椎間板ヘルニアじゃないよね。
いつ晴れるんだろう。
とにかくきっと晴れるよ。
私信じてる!いっしょに待とうよ!
すぐ良くなる、私を待っててね
(蘇打緑『他举起右手点名』)
私は先にゆーゆー(潘瑛琪)に私のポジションを覚えてもらった。もし新公演の前に動けなければ、仕方ない(訳注:ゆーゆーに代わりに出てもらうという意味)。医者は一か月寝て養生するようにアドバイスしたけど、大げさだよ。医者の言うことなんて聞かない。できるだけ初演に出たいけど、私にも分からない。

オレンジ(陳問言)にリハに戻れと忠告されるやいなや、ひどい腰痛でリハに行けなかったと言い訳し始めたのだ。しかも、すでにゆーゆーに代役を頼んであるという。あきれて物が言えない。

そして彼女がわざわざツイートに貼り付けている、ソーダグリーン(蘇打緑)の『他举起右手点名』という曲の歌詞に、本当に言いたいことが書かれてある。こちらの中国Wiki(百度百科)の楽曲解説にある、作詞・作曲者、吳青峰の創作動機を日本語試訳する。

表面上、ルーリーは腰痛だから公演に出られないかもと、明らかに言い訳と分かる言い訳をしているが、このソーダグリーンの作詞者の制作意図を、彼女自身の本音として、あえてツイートに貼り付けているのだ。下記の彼女の「本音」を知ると、少し恐ろしくなる。

結局、どんな人間が他人の生命にどんな決定を下す権利があるというのか?

この曲はヒットラーの命令で強制収容所に集められた人の群れが、誘拐されて真っ暗な列車に乗せられ、終わりのない心情へと至るところを想像して書かれている。

もし僕が透明人間で、その現場で彼らが沈黙しいた思想の声を聴き取る能力があれば、どれほど巨大な対話になるだろう。

こういう悪夢、口々の意見が充満し、ある場所では罵り合い、ある場所ではブチ切れて、ある者はあきらめてただ祈りを捧げ、ある者は死の間際にでたらめを言い、ある者は取り乱してすでに信仰能力を失い、宗教の教義など構わず天を恨み人のせいにし、一言も言い終えないうちに息絶えた……

僕らが現存する世界は、いつも他人について勝手な判断をしていないだろうか。刃物で人を殺すのは犯罪だから、言葉で思う存分人を殺すのか?今まで明らかに罪を犯した人間が、テレビでこう答えるのを見てきた「神でないなら、誰も私の罪を裁けません」。

結果そういう人間は、他人に罪を裁かれる。ついには他人に平等な権利を認めなくなる。自分の蔑視に気づかず、もっともらしい言葉で事実をねつ造する。他人の罪名をねつ造する。ウワサで大衆をたぶらかして、事情をよく知らない人を、他人を踏みつけるための行列に簡単に参加させてしまう。

それに、もし神でなければ、君の罪を裁けないというなら、君にとって、法律は全く重要じゃないということか?もしそうなら、法律を改正して同等の権利を奪い取ればいい。君の何が劣っているというんだ?そういう神に縛られた人間に、天国は本当に未来を出現させてくれるだろうか?人格が弱くても無数の過剰なコメントで自分の考えを表現できる。

もし強制収容所の被害者が当時こう思っていたとしたらどうだろう。数十年後の世界には、まだ根拠のない罪があるだろうか?その通り。当然あるさ。あれほど残忍ではないにしても、様々な思想上の暴力があり、多くの人がそれに対面している。でも君は、そういう暴力に手助けするのかい?

このような歴史はこの世のものと思えないほど悲惨だ。僕らはみなそういう犠牲者の人権のために義憤を抱いている。でも、今になって驚くべきことに、どれだけの人の「基本的人権」が「他人」の同意が必要などというデタラメなことになっているだろう?どれだけの人が自分の邪悪な思想を、他人の身の上になすりつけているだろうか?じゃあ、汚いのは、なすりつけた側の人間なのか、なすりつけられた側の人間なのか?

軽々しく信じてデマをまき散らす人間よ、自分たちをしっかり見てごらん。無垢なようでいて血なまぐさいその手をよく見ろ。

しかし、これこそが僕らがより良い世界を期待する必要がある理由だ。戦士たちよ、自分自身のために、最後の一息まで戦ってくれ。

やはりルーリーは素人目にも広汎性発達障害の可能性が高い。

ここまで自分が正しいと確信し、ここまで深く自分についてデマを流した(と彼女が妄想している)人間たちを恨んでいる。彼女の心の闇は、表面上の彼女の天真爛漫さから想像できないほど深い。

彼女のこれからの長い人生のためにも、早く彼女自身が「病識」をもって、適切な治療を受けてほしいと願っている。

おそらく表面上は、彼女は新公演の舞台に現れて、あやふやなパフォーマンスをして、トークコーナーでは定常運転するだろうけれど。