上海SNH48グループネタ:愛ちゃんソプラノ、シャオミー、GNZ48研究生の涙

上海SNH48グループネタをいくつかまとめて。

上海SNH48二期生チームNII愛ちゃん(易嘉愛)ソプラノ生放送

二期生 愛ちゃん(易嘉愛)は深セン大学師範学院の芸術学科の音楽科で(間違っていたらご指摘下さい)、翌日が声楽のテストで自主練習していたらしく、公式アプリ「Pocket48」で生放送していた。

筆者が歌とピアノ部分だけ残してバッサリ編集した。後半SNH48楽曲をピアノで弾いたり、最後まで観ると面白い。

あの著名音楽批評ブロガーさんに、正統派の歌唱力があるメンバーもいることを伝えたい気がする。北京BEJ48チームJher(黃恩茹)も声楽専攻だし、プロも聴くに耐える歌唱力のメンバーは存在する。

上海SNH48第四回リクエストアワーのスポンサーはシャオミー(小米)

SNH48グループの大型コンサートと言えば、スズキ自動車が冠スポンサーだったが、今回は中国スマホメーカーの「シャオミー(小米 Xiaomi)」。

昨年末、SNH48メンバーが若者向けミドルレンジスマホ「Xiaomi Redmi 5/5 plus」のイメージキャラクターになったが、最近SNH48運営会社とつながりができたのだろうか。同社はインドネシアではJKT48をイメージキャラクターに採用したことがある。

分かりづらいが、右上に「小米(シャオミー)」のロゴがある。

シャオミーはAndroidスマホ世界シェアを落としてoppo、vivioの後塵を拝しているが、最近盛り返しつつあるようなので、今後も支援を続けてもらえると心強い。

ちなみにシャオミーCEOの雷軍(レイ・チュン)は、広州の女性アイドルグループ「1931」運営会社「歓聚時代」の会長を2016/08に辞任している。すでに「1931」に見切りをつけていたことになる。昨年末「1931」が解散し、SNH48なら見込みがあると思ってもらえているなら何より。

なお第四回リクエストアワーの前日2018/02/02には、派生ユニットと重慶CKG48が出演する「SNH48ファミリー・グループ・スペシャル・コンサート」もあるのでお忘れなく。

北京BEJ48メンバー出演ネット映画『大唐嘻遊記』

2018/01/12テンセント動画(騰訊視頻)サイトで公開予定の、上海SNH48映像制作子会社、北京Studio48制作のネット映画『大唐嘻遊記』予告編をつなげてみた。

SNH48の映像制作子会社はStudio48だが、その北京支社。こういう自社制作コンテンツがどれくらい視聴回数を稼げるかで、SNH48運営会社のIPビジネスが事業として成り立つかが決まる。

広州GNZ48メンバーがファン見送った件、湖南衛星テレビに拾われる

広州GNZ48年越し公演終了後、メンバーがいつもと逆にファンを見送ったエピソードをご紹介したが、このネタが中国ツイッター(新浪微博)の湖南衛星テレビ関連のアカウントに拾われた。

湖南衛星テレビはロゴマークがマンゴーに似ているため、現地で「芒果テレビ」と呼ばれている。「芒果撈小丸子」はフォロワー数285万、「芒果娯楽」がフォロワー数203万の同局PRアカウント。

この種のフォロワー百万台の人気アカウントには、SNH48に限らず中国のタレントはお金を払ってツイートしてもらう。今回は上海SNH48本部と広州GNZ48のどちらがお金を出したのかは不明。

ただ、とにかく年末は上海SNH48二期生カチューシャ(李藝彤)のテイラー・スウィフト『Look What You Made Me Do』の「放送事故」がバズり過ぎた。

本来、2017年末のSNH48グループ最大のニュースは、キクちゃん(鞠婧禕)ソロ活動開始だったはず。それを全部カチューシャのネタが持っていってしまった。

おそらくSNH48運営会社は、少しは高評価につながるネタをバズっておく必要があると思ったに違いない。

ただ上記ツイートのコメント覧では、すでにSNH48グループは何かと無理やり話題を作りたがるグループとして定着したようだ。

この「心温まるエピソード」のはずのツイートにも、「ファンは応援する、アイドルはお返しに車代をおごる。それだけのこと」という冷めたコメントの「いいね」が最も多い。

しばらくはカチューシャのファンとそれ以外のSNH48ファンのディスり合いが続き、お互い譲らないだろうから、SNH48はそういうグループだという悪評が定着するかもしれない。

広州GNZ48チームGがチームZ新公演のPR映像制作

広州GNZ48チームGのライオン(曾艾佳)とハナちゃん(謝蕾蕾)が、チームZ全曲オリジナル新公演『三角関数』のPR映像を自主制作した。すべてを5時間で仕上げたとのこと。

これを取り上げた理由は、上海SNH48で先輩チームが後輩チームの新公演を応援する自主制作PR映像を、自分たちの時間を惜しんで作るなど、考えられないだろう。

広州GNZ48はチームG、NIII、Z、研究生含め、全員が一丸となって広州GNZ48で、内部分裂がない。だからほとんどのGNZ48ファンは運営会社をディスらずに付いてくる。

GNZ48研究生のうち4人が研究生を卒業、チームZ正規メンバーになったが、その卒業公演でヤオヤオ(何梦瑶)がボロボロ泣きながら次のように話していた。

この研究生のための『アイドル研究計画』という公演は、運営会社が急に計画したので、リハーサル期間は一か月もありませんでした。

ダンスの先生は毎日夜遅くまで、画質の悪い映像をみながらダンスを教えてくれました。(訳注:過去SNH48が上演した曲のベスト公演のため)

あの頃、広州GNZ48にはまだ録音スタジオがなかったので、毎回録音のときは車に乗って遠い場所まで行って、戻ってくるともう夜中になっていました。私たち研究生十数人はソファーで眠って、休憩し終わったらまた廊下でレッスンしました。

研究生がレッスンしているとき、スタッフは深夜までずっと付き添ってくれて、PR映像を撮影するとき、スタイリストさんも無理をして来てくれました。

いちばん印象に残っているのは、初演の前、みんなの状態はあまり良くありませんでしたが、スタッフは私たち研究生に頭を下げて言ったんです。

「どうかこの公演が大事だということを理解して、何とか良い状態を表現して欲しい!本当に君たちに頼んだよ。僕らの目標はこの劇場を満席にすること。でも目標を達成できなくて、たとえ『アイドル研究計画』の観客がたった一人になっても、僕らは公演を続ける」

これから四期生、五期生、そしてもっとたくさんの後輩が出てくると思うけれど、どうかこの舞台を大事にして下さい。『アイドル研究計画』公演に一人ひとりが感謝の気持ちをもって下さい。

上海SNH48が「大組閣」で予備生(研究生)制度を導入するのは、広州GNZ48の研究生制度が一定の成功を収めたからだ。

そして4人の研究生がチームZ正規メンバーになる卒業公演で、壁の公式写真を研究生からチームZのコーナーに貼り直す正式なセレモニーを行ったのも、姉妹グループで広州GNZ48が初めてだ。

たとえばキクちゃん(鞠婧禕)がSNH48を卒業してソロ活動を始めるにあたって、上海SNH48運営会社は彼女の貢献に敬意を表するための、当然やるべきこういう儀式をやっておらず、現地ファンから非難を受けている。

広州GNZ48で、チームGの先輩が上記のヤオヤオ(何夢瑤)を含め、PR映像を自主制作までして、なぜチームZ新公演をここまで応援するのか、上海SNH48グループはもう少し考えた方が良い。