広州GNZ48二期生チームGシャオシン(程一心)退団が実は運営会社の勧奨だった件

広州GNZ48二期生チームGのシャオシン(程一心)が退団とのこと。処分ではなく、アイドルの仕事のプレッシャーに耐えきれず自ら退団したようだ。

…と昨日ご紹介したあと、2018/03/21未明に彼女が退団までの経緯をツイートし、削除した。実際には運営会社からの退団勧奨とのことだ。残酷な現実と言えばいいのか、運営会社が正直に話してくれるだけマシと言えば言いのか…。

事情をみんなにはっきり話すね。みんなが心配しないように:

じつは実家にもどって通学する前、私はもうひそかに自分がアイドルと学業の両立ができるか少し心配していた。でもやっぱり頑張っていけると望んでた。だって実際みんなとお別れするのは惜しいから。

本来は毎週飛行機で実家と行き来するつもりだったけれど、経済的な理由で一か月に一回帰る選択肢しかなくて、(代理の)スタッフのお姉さんと先生とも話し合ってた。

それから今回「4.8ファンフェスティバル」(訳注:SNH48グループが2016年から始めた4月8日を「48」とからめたファンサービスイベント)特別公演の準備をするのに、私は学校があって曲目の準備に気を取られるわけにいかなかったから、参加の申請をしなかった。

でも今日私たちのスタッフのお姉さんが、私になぜ申請しないのか質問しに来て、私は全員申請しなきゃいけないとは知らなくて、申請しなければ参加しなくていいとばかり思っていたと説明した。それでスタッフのお姉さんに謝った。

でもお姉さんが私に電話をかけて私に言ったのは、そのまま「暫休」にしたらどう?あなたも自分ではっきり分かってるでしょ、人気もないし代役としては年齢が高すぎるし、ここにじっといても意味はないよ。

この言葉が私の最後の望みを断ち切った気がして、ずっと長い間私の心にあった不安と劣等感、それから敏感な部分を、徹底的に最後の一筋の望みまで破壊した。

私は声をつまらせながら彼女に答えて言った:少し考えます。それからすぐに電話を切って宿舎で狂ったように泣いて、衝動的にツイートをして、今はいけないことをしたと思って、削除した。

上海SNH48グループの運営会社が「暫休」という意味は、契約解除せずに事実上退団状態にすること。契約解除による退団処分とはまったく意味が違う。

この広州GNZ48運営会社の「暫休」勧奨をどう評価すればいいだろうか。

運営会社から見て明らかに先行きのないメンバーに、はっきり言わないまま「飼い殺し」にするのがいいか、シャオシン(程一心)のこの事例のようにはっきり事実上の退団を言いわたすのがいいか。

広州の運営が彼女の内心の不安を感じ取っていたのだとしたら、今回は彼女が大学で勉強を続ける決心を後押ししたので良かったとも言えそうだが。

上記のツイートの前には以下のようにツイートしていた。上のツイートで「今日」と言っているのは2018/03/20のことなので、以下のツイートはスタッフのお姉さんから、運営会社の伝言として暫休を言い渡された後のことだ。

2018/03/20 20:04
ここは良いところ、ここがとても好きで、ここにいる一人ひとりが良い人だった。ただ私が合わなかっただけ。それか、私が十分強くなかっただけ。会社も良くしてくれた、運営も良くしてくれた、私はすべてのパワーをここに注ぐことができなかった。お詫びします。ごめんなさい。私は強い人じゃなかった。

2018/03/20 18:50
(運営会社に)抗議しないで、ムダだから。

(訳注:コメント欄に「Pocket48のメンバーの部屋を没収された」とある。たぶん彼女の応援会が運営会社に抗議のツイートをしたいと彼女に相談したが、彼女自身が退団するつもりなのでムダだと答えている)

2018/03/20 17:05
最後の一回、広州に行くのは、たぶん荷物を片付けに行くときでしょう。それから、消して輝いていなかった夢にさようならを言う。ごめんなさい、努力し続けられなくて。

(訳注:彼女は江西省九江から広州に出てきていた)

筆者は、じつは広州GNZ48二期生の中で彼女の顔と、話し方と、おっとりした雰囲気がいちばん好きだったのでとても残念。

つい先日、彼女の誕生日記念公演(いわゆる生誕祭)の手紙を読むコーナーで、広州GNZ48二期生あおい(陳俊宏)、三期生ヤオヤオ(何梦瑶)の3人が二期生の最終選考でいっしょだったと知った。

この生誕祭が、運営会社にとっては彼女の「卒業公演」代わりだったのかも知れない。

現地ファンが文字起こししていたヤオヤオの手紙の内容を、そのうち日本語試訳しようと思っていたが、ムダになってしまったかもしれない。

とはいえ、時間があれば以下の試訳の続きをしたい。

以下、未完成のままの日本語試訳

3人が初めて会ったのはSNH48八期生の最終選考のとき。当時、ヤオヤオがシャオシンに会った第一印象は、この子ちょっと背が低い。(実際にはあきらかに何夢瑤が低い)

白いジャケットに自分のお母さんが着ているような、ブルーに花柄のプリントのスカート。ファッショナブルなお姉さんたちがたくさんいる中で、十分に目立ってた。ダサすぎるから、田舎から来たんだろうと思った。

このときシャオシンとあおいは女性の第六感のようなもので、背後からの異様な視線を感じ取って、ふりかえると、3人の目が合った。このとき3人は前世からの因縁のようなものを感じた。

田舎出身のシャオシンは以前これほど美人なお姉さんに会ったことがなく、ほほを赤らめてすぐあおいの後ろにかくれ、あおいの左耳のそばで言った。「わぁ、このお姉さんすごくカワイイ」。あおいは思った。「おいおい、あんた今朝私にもそう言ったでしょ。それってナンパじゃん」。そしてぷいっとシャオシンから離れた。

夜になってシャオシンは一人でヤオヤオに会い、心臓をドキドキさせながら言った。「えっと、私一人だけだから、私のルームメイトになってくれる?」

ヤオヤオはあらためてこの女性をじっくり観察して、こんなダサい女の子だからきっと信用できるだろうと思って、分かったと言った。彼女たちが同じ部屋に住んでいた数日間、特別なことは何も起こらなかった。

起こったことと言えば、何度か徹夜で暗い部屋で長々と話をして、お互いさらに分かりあったことくらい。どうやら同じような夢をもって共有の経歴があるようだった。

以下、ファンの文字起こしの原文。ところどころファンの解説とツッコミが入っている。

谈秉烛夜谈让她们彼此更加的了解对方,似乎有同样的梦想和共同的经历。何梦瑶心想这个自信又独立的程一心可能跟自己一样是为了梦想来到这个地方的吧!
歌审舞审结束后好多小姐姐都在那边坐立不安,担心自己被淘汰。只有程一心你一个人站着很自信的对她说:我肯定能过的。 何梦瑶差点笑出声心想:这个人这么傻的吗她不怕被打脸吗? 结果念完上海入选的号码后三人全部落榜,不久后有一个STAF走过来对着颓废的程一心说:上海SNH招募的名额很少,你为什么不试试别的地方? 程一心却笑着说:一个有野心的人当然想留在上海了。 STAF小哥说道:现在我们广州给你机会,你愿意来吗? 程一心不知该如何抉择的时候何梦瑶对程一心说:去吧,不要放弃,广州挺好的我就想去广州呢! 最终程一心没有去成自己想去的上海,却来了何梦瑶想来的广州。 最后北京和广州选完人后依旧没有念到何梦瑶和夜喵的号码,此时夜喵依旧开始收拾背包准备回家了,而何梦瑶看似冷静的坐在凳子上却又仿佛在酝酿什么感情只等一个爆发。突然有另一个STAF过来报了夜喵以及另外几个人的号码,叫她们出去谈话。夜喵回头望了一眼看见何梦瑶从凳子上起来眼睛红红的用一种可怜中透露着不甘还夹杂着嫉妒的眼神盯着自己,夜喵被吓到了,惴惴不安的走了出去。
后来夜喵跟着程一心一起被带到了隔壁吃庆功宴的地方。而何梦瑶却始终没有听到属于她名字的那个号码。此时她觉得这个世界很残忍,她只能远远的在门外看着那些人在里面谈笑风生。但又看着她们开心的笑着仿佛像天使一样好看,似乎心里不那么难过了。看着她们实现了自己的梦想,特别是程一心。但是让她没有想到的是程一心突然反应了过来大哭着拉上夜喵一起出来找她。最后找到的时候她们两个一起问何梦瑶下次你还来吗?? 何梦瑶伤心的说道:不来了,我都失败了这么多次了,我不想再失败了。程一心听了崩溃的抱着何梦瑶哭得更伤心了,何梦瑶没有见过哭成这样的人,也跟着一起哭了。这时程一心对何梦瑶说:我求求你,下次一定要来好吗?我们在广州等你。(现场巴布此时真的哭了啊)那一瞬间何梦瑶感觉她们两个好像是认识了好多年的朋友一样。她说她永远不会忘记终试结束后程一心一直陪着她的那个晚上,那一晚她们在上海很多地方留下了足迹,也算是实现了程一心的半个愿望吧。(这真的不是在谈恋爱吗)
第二天程一心为了陪何梦瑶一起坐高铁特意也订了离自己学校很远的列车。她在何梦瑶后面出发的,当时送何梦瑶进站的时候,何梦瑶却没有回头看她。因为当时何梦瑶害怕程一心看见自己在哭,因为自己和她说过:我这个人很坚强不会哭的。哈哈哈可是这个时候何梦瑶却哭的如此的难过,快速跑进站去了。这个时候何梦瑶心里在想:程一心是个值得用真心对待的朋友,自己从来都没有见过这么傻的人呢,做什么都只是为别人着想。不由得内心暗自下了一个决定,后来3团联合招募的时候何梦瑶毫不犹豫用的选择了广州并且幸运的通过了,成为了GNZ48的三期生,成为了程一心和夜喵的后辈。
出道那天程一心和夜喵在何梦瑶的第一条微博下回复了一条在别人看来是一个很普通的留言,但是何梦瑶却能明白里面的内涵与辛酸:终于等到你。