中国版『Produce101 創造101』第三回が2018/05/05ネット放送されたが、中国ツイッター(新浪微博)公式アカウントが番組編集のミスを謝罪、完全版を2018/05/06に公開するとのこと。
ポストプロダクションのスタッフの人数が明らかに不足している模様。やはり中国三大ネット企業テンセント(騰訊)と言えども大型女性アイドルグループの運営ノウハウがなさすぎ。人気練習生のファンからクレームが入りまくっている。
以下、とりあえず第三回放送分をおさらい。
101名の練習生を16チームに分けた対抗戦。各チームの「C位(センター)」は審査委員が指名。この「C位」は中国女性アイドルグループにはなかった概念なので、AKB48からのパクリです(汗)。
16チームのセンターは「努力組」8名、「実力組」8名で指名。「努力組」は練習生宿舎のレッスン室監視カメラで一人ひとりの練習時間を集計し(これは絶対ウソ)、練習時間の上位8名。「実力組」8名は通常の審査で決定。
16人のセンターのどのチームに入るかはF班からA班まで順に、各チーム定員6名になるまで早いもの勝ちで決めるという雑なルール。101人―6名×16チーム=残り5名のA班は自由意思で参加チームを決めた。
参加希望者が少ないチームもいるので5名しかいないチームも。
元SNH48、AKB48 CHINA関連のチームは下図のとおり。
ピンク:A班、黄:B班、紫:C班、緑:D班、グレー:F班。
↓右上にAKB48 CHINA予備生毛唯嘉、元SNH48八期生葛佳慧。右下に元SNH48三期生陳怡馨の妹陳怡凡
AKB48 CHINA予備生の毛唯嘉と、元SNH48八期生の葛佳慧が同じチームという。
↓右上に元SNH48二期生で活動開始前に退団の張瑜紋、三期生カメちゃん(徐晗)の友だち。
とりあえず元SNH48、AKB48 CHINA関連のカット。AKB48 CHINA予備生の2人はとにかくカットが少ない。
↓張瑜紋(元SNH48二期生だが活動開始前に退団。三期生カメちゃん(徐晗)の親友)
↓元SNH48八期生バークレー音楽学院卒・葛佳慧。右から2人目。C班。
↓右から2人目緑のジャージがAKB48 CHINA予備生の毛唯嘉。D班。背が低い。背の高さは『創造101』のK-POP路線では重要。
↓右の方に「念」の文字だけ見えているAKB48 CHINA予備生の劉念。F班。
が、後ろの方をよく見るとMCの元EXOタオ(黃子韜)さんのファンが多数。まぁそうなるわな。
16チーム対抗戦では、2チームずつ登場する8対戦それぞれで観客が1分間の制限時間内に、練習生1人だけに投票できる。2チームから1名だけ。「場外の観客」も投票できるとあるが意味は不明。
その後、対抗戦部分はどうでもいい。この番組はK-POPスタイルで、48系基準の「育成系」と違って実力派しかいないので。
ちなみに8回の対戦は以下のとおり。
(1)Yamyチーム vs 菊麟チーム
(2)吳宣儀チーム vs 李子璇チーム
(3)陳芳語チーム vs 李紫婷チーム
(4)傅菁チーム vs 孟美岐チーム
(5)朱天天チーム vs 劉人語チーム
(6)強東玥チーム vs 鹿小草チーム
(7)張新潔チーム vs 姜彥汐チーム
(8)段奧娟チーム vs 羅奕佳チーム
対戦の間に今までのレッスン生活がインサートされる。
↓これが観客が使った投票リモコンだが、テンキー式でどうやって練習生を指定するのか不明。その場で番号の発表でもあったんだろうか。結果が黒幕で決まることは視聴者にも分かっているが。
↓こういうプロダクトプレイスメントは意味不明。スポンサーのスマホoppo R15の宣伝。この番組、いちいちプロダクトプレイスメントが本当にうるさい。
筆者が気づいた限りでJ-POPが2曲あった。鹿小草チームの中国でも人気のアニメ版『SLAM DUNK』からBAAD『君が好きだと叫びたい』。中国語訳詞はSNH48楽曲への詞の提供でも有名な甘世佳。
もう一曲のJ-POPは最後の羅奕佳チームのアニメ『聖闘士星矢』オープニング『ペガサス幻想』のアレンジバージョンで『少女聖闘士』。こちらは制作チームのミスで楽曲字幕がない。
↓AKB48 CHINA予備生の毛唯嘉と元SNH48八期生の葛佳慧参加のチーム。左端が毛唯嘉、紫色が葛佳慧。
↓もう一人のAKB48 CHINA予備生の劉念は表情が豊かなので1人のカットが多かった。
以上の画面ショットは、何とか見つけ出したもので、番組の中でこれらメンバーの扱いは非常に小さい。インタビュー映像もない。やはりAKB48 CHINAはこの番組に予備生2名を送り込んでメリットがあるのかどうか不明。