北京BEJ48全曲オリジナル公演『HAKUNA MATATA』作詞・作曲者まとめ

北京BEJ48チームJとして初の全曲オリジナル公演『HAKUNA MATATA』が2018/07/14(土)初日を迎えたが、ユニット曲についで16人全員曲の音源も公開されたので、作詞・作曲者と合わせてご紹介。

音源はこちらのページでAlbum欄を「HAKUNA MATATA」にすると出てくるようにしてある。

作曲は北京BEJ48、広州GNZ48、瀋陽SHY48、重慶CKG48に多数楽曲提供している7Key Onceさんが6曲提供で最多。

以前北京BEJ48チームEにハイクオリティな全曲オリジナル公演『奇幻加冕礼』を提供したkoshin(胡臻)さんの音楽制作会社「上海音泰文化」も、定番メンバーとして4曲提供している。Piggy、Andrew Shinの2人。

その他は調べがつかなかった。

今回初めて名前を見るChacha Kiss(M02.期待之翼)、帥帥(イケメンイケメン)というヘンな名前の作曲者(M04.Wake Up、M10.飛行熱気球)、韓国人らしきPark Seul Gi(M08.Pay Attention)、たぶん中華系のYang Laf(M13.翅膀)、Highcolor(M16.未来主題曲)。

一人だけ明らかに日本人作曲家がいてKohei Nakamura(M15.追夢少年)という人で、ググった限りではもしかすると中村昂平という方かもしれないが確証はない。

ただ中村昂平さんだと仮定すると、この方と「cache cache」というユニットで音楽を共同制作していた中村公紀(なかむら まさのり)さんのオーケストラ編曲の技術が、M01.HAKUNA MATATAと一致し、この編曲が中村公紀という可能性が出てくる。まったく確証はない。

M01. HAKUNA MATATA

相変わらず歌詞の評判はあまり良くないようだ。作曲家は運営会社がいろいろ探し回って外注し、一定のクオリティーを保つのは比較的やりやすいが、SNH48の秋元康こと甘世佳さんレベルの中国語の作詞家はそう簡単に探せないということかもしれない。

作詞で一つ目を引くのはM16.未来主題曲でEBJ48チームJメンバーが参加していること。

過去、元上海SNH48三期生ウサギ(吳燕文)、広州GNZ48チームNIIIはるか(熊心瑤)・シャオシー(馮嘉希)、北京BEJ48チームBのDDD(段藝璇)が作詞に参加している。

いずれにせよ今回の全曲オリジナル公演『HAKUNA MATATA』も作編曲面では、中国のその辺の女性アイドルグループと一線を画するけれど、最高クラスというわけでもないポップスのクオリティを保っていると思う。

SNH48グループはAKB48グループと違って「企業」であり、コンテンツ制作は秋元康のような個人の才能と企画力に依存するのでなく、ユニコーン企業(市場評価額10億ドル以上の非上場ベンチャー)としての資本力を背景にシステマティックに行われている。

だから一定のクオリティのものをハイペースで安定的にリリースできる。

同じ「48」という看板をもっているが、日本の48系とは全く違って「会社組織」なんだけれど、日本の48系ファンにはSNH48が中国コンテンツビジネスの一企業だという状況は永遠に理解できないだろう。