上海SNH48メンバーといっしょにニュージーランド旅行企画、運営がデマに抗議文

上海SNH48運営がニュージーランド航空と協賛で、メンバーといっしょにチャーター機でニュージーランドへ行こう!イベントを打ったが、ヘンなウワサが立って運営会社が抗議文を出したというお話。

参加メンバーは上海SNH48 ダイモン(戴萌)、KIKI(許佳琪)、北京BEJ48 MIMI(陳美君)、ゆーわん(青鈺雯)、元瀋陽SHY48で現上海SNH48 Team NIIモンモン(王詩蒙)という珍しい組み合わせだが、2018/10/27開催のSNH48グループ第三回、第四回ファッション大賞のトップ7名から選ばれているらしい。

たしかに第三回ファッション大賞の上位2名がダイモン、KIKI、第四回ファッション大賞上位3名がゆーわん、MIMI、モンモンだ。

2019/05/20の「I Love You」の日に5人のメンバーとニュージーランド航空でクイーンズタウンへ旅行する企画。「520」は中国語で「我愛你」と発音が近いので毎年「I love you」の日ということになっている。

本来5,200元の往復航空券がメンバー同行の特典が付いた上で1,520元にディスカウントされる。また中国ツイッター(新浪微博)の抽選システムで2名には無料でプレゼントされる。

ファンにとっては単純にうれしい企画に、なぜ発表するやいなや悪い評判が立ったのかというと、たぶんニュージーランド航空の公式アカウント(公信号)がWeChatで流したPR文のせいだと思う。

これはイベントの説明だけなのでいいが、問題はここからだ。

1万メートルの高度でクラビング、いっしょに写真撮影、いっしょにハイになろう。シャンパンに酔って、ニュージーランドの海産物を味わおうと書いてある。

いっしょにお酒を飲んでクラブミュージックでハイになろうというのは、48系のファンサービスとして明らかに不公平感がある。

上の挿絵も、まるでメンバーといっしょにバンジージャンプできるみたいに見える。

到着翌日2019/05/21にはニュージーランドのクイーンズタウンで、いっしょに雪の湖畔で花火パーティー、星空を眺めながら散歩する「親密なインタラクション」と、ここまで来ると、まるで「レンタル恋人」みたいだ。

これは現地ファンの一部がキレても仕方ない。

おそらくニュージーランド航空側はこの程度のPR文は他のイベントでは普通なので問題ないと思ったのかもしれないが、たった10秒の握手のためにCDを買う48系ファンにとっては致命傷の打撃になる。

結果、倒産寸前のSNH48運営会社が、ついにメンバーに同伴旅行させるイベントを打ったと、スキャンダル扱いする書き込みがネットに出回った。

そして運営はたまらず抗議文をツイート。それが下図。

要するに「デマを流すな。流した奴には法的手段も辞さないぞ」という内容だが、この抗議声明についても現地ファンから半ばあきれ気味のツッコミが入っている。

「印鑑押せよ」

中国で企業が正式な発表を文書で出す時は、右下の社名表記に重なるように赤い大きな社印を押すのが決まりだ。ごくごく基本的な社会常識である。

それさえできないとは、やっぱりSNH48運営はそうとう落ちぶれたな、ということになっている。

スタッフの大幅削減でSNH48運営会社の業務品質が下がっていることは確かなようだ(汗)。