上海SNH48が第26回東方風雲榜音楽盛典に6年連続出演

上海SNH48が2019/03/25(月)、上海東方衛星テレビやFM局動感101を旗下に有する上海メディアグループ主催、今年第26回を迎える「東方風雲榜(東方風雲ランキング)音楽盛典」に参加した。

今年はSNH48卒業生で運営会社所属のままソロ活動をしているキクちゃん(鞠婧禕)、昨年2018年第五回総選挙TOP1のカチューシャ(李藝彤)、K-POPサブユニット「7SENSES」が参加した。

SNH48はこれで6年連続「東方風雲榜音楽盛典」に参加したことになる。

それぞれ受賞した賞は以下のとおり。例によって中国のこの種の賞はそれ自体に意味はなく、タレントがメディア露出を稼ぐためのチャンス。

↓キクちゃん(鞠婧禕)「年度ファッション歌手賞」

↓カチューシャ(李藝彤)「年度クロスボーダータレント賞」

↓7SENSES「年度最も人気のあるグループ賞」

(「最も人気のある」に対応する和製英語を思いつかなかった)

そしてなぜか大黒摩季さんが参加していた。

↓大黒摩季さん「アジア風雲成功歌手賞」

上海東方衛星テレビのYouTube公式チャンネルからそれぞれのパフォーマンス映像を貼っておく。

↓キクちゃん(鞠婧禕)『嘆云兮』

↓カチューシャ(李藝彤)『OKAY THEN(那好吧)』

↓7SENSES『7 O’clock』(これだけ公式チャンネルになかった)

レッドカーペットはこちら。

↓キクちゃん(鞠婧禕)レッドカーペット

↓カチューシャ(李藝彤)レッドカーペット

そしてハイライトはオールスターキャストによる中国愛国歌メドレー(爆)。

『大中国』『紅旗飄飄』『我愛你中国』

中国タレント事務所最大手で最近韓国で女性アイドルグループeverglowをデビューさせた楽華娯楽(Yuehua Entertainment)所属の男性アイドルグループ「楽華七子NEXT」も、当然、キクちゃんもガッツリ歌ってます(汗)。

現地の人は「紅歌メドレー」と書いたりしているが、厳密には『大中国』は1994年、『紅旗飄飄』は1996年、『我愛你中国』は2005年で、文化革命時代に中国共産党を称えるために作られた本当の意味での「紅歌」ではない。

ただ、愛国歌であることに間違いなく、このメドレーはどうやら現地中国の若者にとっても観ていてかなり気まずかったようだ。

つまり上海東方衛星テレビが政府のご機嫌をうかがって、無理やり歌わせている感たっぷりということになる。

まあそれでもです。それでも中国でタレント活動をやっていくには、アイドルグループといえども、キクちゃんのような若手女性俳優といえども、こういう愛国歌を歌う場面ではしっかり歌わなければいけないわけだ。

これをやれるかどうかが、AKB48中国再上陸の上海AKB48 Team SH最大の課題だ。おそらくAKSの意向で中国愛国歌は歌えないと筆者は思っている。AKSから独立しない限りは。

さて、以下に上海SNH48の過去5年間の同授賞式出演を振り返ってみる。

↓第21回

↓第22回

↓第23回、このとき初めてオリジナル曲で出演。

↓第24回、オリジナル曲『PRINCESS CLOAK』、7SENSES『Girl Crush』

↓第25回、キクちゃん『等不到你』、7SENSES『Lolipop』、SNH48『我的舞台』