SNH48チームSII『恋愛禁止条例』2014/03/22みらい(蔣芸)生誕祭レポ

2014/03/22(土)夜のSNH48チームSII『恋愛禁止条例』二期生みらい(蔣芸)生誕祭のレポが、中国ツイッター(百度貼吧)のSNH48掲示板にアップされていたので試訳する。

レポ主として現地ファンの間では有名な、通称「おばさん」という女性ファンのレポ。筆者の中国語力では、原文の中国語の豊かさを訳出できないのが残念。

生誕祭ではサプライズとして、みらい(蔣芸)が日本語で柏木由紀『夜風の仕業』をソロで歌ったらしい。チームSII『恋愛禁止条例』公演にはソロ曲がないので、劇場で彼女がソロを歌ったのは初めて。

いつもはチームNII『シアターの女神』公演で二期生キクちゃん(鞠婧禕)が、この『夜風の仕業』を中国語版で歌っている。

参考までに、みらい(蔣芸)がスマホの「歌ってみた」アプリで録音した日本語版『夜風の仕業』はこちら。

ではここから試訳開始。


今日は何度もトイレで泣いた。土曜日の夜はチームNII『シアターの女神』固定公演だと思ってたので、チケットを買うとき何も確認しなかった。17時に中国ツイッター(新浪微博)を見てチームNII公演が午後にもう終わってることに気づいた。そのとき心の中で一万頭の神獣が飛び交ってたよ。

どうしてこういう形容をするかって?だって私はただただ、ななし(馮薪朵)がメガネをかけてる公演が見たかったんだもん!いまはただあの子が明日もメガネをかけて登場してくれることを祈ってる、神様仏様って。

いろんな理由で、「おばさん」こと私は遅刻した。地下鉄を降りて一路劇場に狂ったように走って行き、チケット交換の時、SNH48専用劇場「星夢劇院」の化身となった某支配人(訳注:白叔こと范逸白のこと)が私に、左側と右側どちらがいいかって質問した。

私は息を切らしてたから、口から出るままにチームNIIの時と同じ習慣で右側って答えたので、彼が右側の座席から一枚チケットをくれた。入り口でチケットをもぎってもらったときには、もう今日の生誕祭の主役・みらいちゃん(蔣芸)が注意事項を読み上げてた。

あわてて彼女の後援会の人がくれた小さな紙袋を受けとって劇場内に入っていったけど、場内の照明がもう全部消えて、真っ暗だった。この時私は支配人を深く深く信じてたんだよ!だから直接右側に曲がったの!私の席は9列目6番。中へ入るときごめんなさいって言いながら入っていって、やっとのことで自分の座席を見つけたと思ったのに、結果は当然ながら大間違い。今日は満席で、後方席にも追加席が出てたから、私が割り込んだのに押し出されてあわてふためている様子は想像できるでしょ。

スマホの画面の明かりをたよりに小さな紙袋を開いてみると、手紙が一通、ペンライトが2本、ペンが1本、限定ワッペンが1個、白紙のお祝いカードが一枚入ってた。でもみんなが持ってたバラの花はどうしてなかったの?

それから後援会のみんなは今日の来場者に、みらいちゃん(蔣芸)へのメッセージを書いてほしいということで、私はものを書くのが好きだけど、でも突然書けって言われても何を書いたらいいかわからなかったよ。

私はチームSII公演を見る回数はそもそも少ないし、みらい(蔣芸)のこともあまり知らないから……さらに悲しいことには、私のペンは壊れて書けなかった!今日はまったくついてなかったよ~

それから、顔もよく覚えてなかった。まるで去年9月に初めて劇場に来たときみたいな状態。こう書かざるをえないよね。

MCのテーマは臨時で変更になって、もともとは自分がどんな時にいちばん女っぽいと思うか、だったけど、みらい(蔣芸)に対する印象というテーマに変わった。

みらいちゃんは良妻賢母型で、物静かで、やさしくて、温和で、っていうメンバーが多くて、チェンスー(陳思)みたいにすべての女性が認める長所を全部みらい(蒋芸)にあてはめてたメンバーもいた。たとえば料理ができて、選択ができて、みんなを仲良くさせることができて。

そうやって褒めすぎたもんだから、スリー(孫芮)やマネー(錢蓓婷)とかが反撃を激しく開始。そんなことない!彼女は腹黒!みんなツッコミの声が聞えるようでしょ?

いつもいい人のBちゃん(孔肖吟)も一つツッコミを入れた。Bちゃんは、最初は彼女の性格は良家のお嬢様的な性格だと思ってたけど、後になって彼女がおひつじ座だと分かって、深く付き合ってみると、この子も(誕生日で言えばBちゃんはみらいちゃんより半月遅いだけだから)かなりイカれてると分かったって。

(訳注:一期生Bちゃん(孔肖吟)は1992/04/11生まれ、二期生みらい(蒋芸)は1992/03/27生まれ)

キキ(許佳琪)はちょっとした暴露ネタ。ある日みらいとチュンチュン(袁雨楨)の部屋に遊びに行ったら、チュンチュンが彼女に粉ミルクを入れてくれて、ミルクのビンをちょうど力いっぱいシェイクしようとしたとき、みらいちゃんがシャワーを浴び終わって部屋に入ってきて、ビンのふたが外れて飛び出して、みらいちゃんが全身粉ミルクまみれ。

キキ(許佳琪)が言ったのは、ふつうの人なら多少は不愉快になるでしょ、でもみらいちゃん(蔣芸)は何度も「だいじょうぶ、だいじょうぶ」って言って、ティッシュで拭って、ほんとにいい人だって。

いちご(溫晶婕)はみらいはいい人で、みらいの部屋で食事しに行った時、チュンチュン(袁雨楨)の分を食べたら、ぶたれるかもしれないけど、みらいの分を食べても全然プレッシャーがないからすごく安心だって。

マネー(錢蓓婷)のMCは他のメンバーと特に違ってた。彼女が高らかに言ったのは、みらい(蔣芸)は物静かな女の子みたいに見えるでしょ?でもね、彼女とっても腹黒なんだよ!(みらいの方を見て)もう彼女の邪悪な視線を感じる。でもね、私はぜんぜん怖くない!観客もすぐにマネーに加勢して叫んでた。

みらいは本来はいちばん端に立ってるけど、このときはレンレン(吳哲晗)と立ち位置を交換してて、マネーが言ったのは「私のそばまで来たら私が怖がると思ってるでしょ?私はみんなに勇気とパワーを与えるお札だよ!」

続けて!「毎回彼女とチュンチュンの部屋を通り過ぎるとき、いつもドアにプレートが下げてあって、そこに靴を脱がないと入っちゃダメ、って書いてあるのを見かけるの。私は心の中で、フン!って思うわけよ」

チェンスー(陳思)がここで口をはさんで「でもあれはチュンチュン(袁雨楨)が書いたんだよ」

マネー:「チュンチュンが書いたのは知ってるよ。でも毎回見るたびに不愉快になるわけ。(心の中で思う風に)よし!いつか必ず靴を脱がずに部屋に入ってやる!って。そしたらみらい(蔣芸)が私の夢をかなえてくれたの。

どうやって知ったのかは忘れちゃったけど、とにかく私は知ったの。チュンチュン(袁雨楨)がある日部屋にいなかったとき、みらいは靴をはいたまま部屋に入って、チュンチュンはそのことをまだ知らないわけ。

(その場面とチュンチュンをマネして)あらまぁ~私の部屋ってほんとに清潔よね~、床もピカピカで、裸足でも歩ける。私は横で、この子ってほんといたずらっ子って思ってたの。私が手を出さなくてもみらい(蔣芸)は自分から私の夢をかなえてくれたんだから。

ああ~っ、私こんなことをバラしたら、みらいとチュンチュンの幸せな生活に影響があるかもね~~~」

みらい(蔣芸)がすぐに答えて:「だいじょうぶ、彼女、私の言うことは聞くから」

マネー:「実は私みらいの本性をさぐってみただけ。みんなみらいの本性を見たでしょ~~~」

私はマネーの本性を見たよ。みらいは本当に真面目な子。

それからダイモン(戴萌)の言ってたことも思い出した:「未来の天気はダイヤモンドが落ちる?それともダイヤモンドが落ちる?」

(訳注:これはみらいのキャッチフレーズのパクリで、本来は「未来の天気は降雨降温それとも蒋芸」。「降雨」「降温」「蒋芸」の一文字目がすべて「jiang」の発音で頭韻を踏んでいる)

そしたらmomo(莫寒)に突っ込まれて、「あなたが落とすのは肉でしょ」

ダイモンはマオマオ(李宇琪)を引っ張りだして、上海新聞晨報の天気予報をマネして、そのしゃべりかたの口調が異常に面白かった。その中で「今日の気温は永遠の22度です」という一言があって、みらい(蔣芸)にどうして22度なのかって質問された。

ダイモンはだってあなた22歳でしょって言ったら、みらいが明らかにまだ12歳じゃないって言い返した。そしたらSAVOKI(趙嘉敏)が横で不愉快そうに:「はぁ?どうして私と最年少を競い合おうっていうの?」って。

最後にみらいの番になった。舞台に残ってたメンバー数人がチェンスー(陳思)の先導で「打光」をした(ひと騒動になったけど)。(訳注:この「打光」は具体的に何をしたのか不明)

みらいは、みんなの私に対する印象はおとなしくて、やさしいっていう感じだけど、実は私ちっともおとなしくなくて、すごくおしゃべり。自分がどんな人かと言えば、
エンジンがかかるのが遅い人。知り合ってから長い時間たって、やっと本当の一面を見せるっていうタイプ。最後にみらいはマオマオ(李宇琪)に向かって節操を示してた。(訳注:みらいが一期生の中ではマオマオ推しということか?)

他のメンバーが何を言ったかはあまり覚えてない。

生誕祭のハイライトでいちばん驚いたのは、みらい(蔣芸)が『夜風の仕業』を生で歌ったこと(日本語)、とっても良かった!みらい自身は満足してなかったみたいで、中国語版を歌わなかったのは歌詞を覚えられなかったからだと泣きながら謝ってた。でもあなたの歌った日本語オリジナル版は、聴きたいと思ってもなかなか聴けないものだよね。私は手のひらが赤くなるまで拍手したよ。あとで感想を聞かれた時も言葉少なで、いちばん多かった言葉はありがとうという言葉と、私を推してくれる人は多くないという言葉だった。

もともとみらい(蔣芸)へのお祝いカードに何を書けばいいか心配してたけど、生誕祭が進行する中でちょっと考えがまとまった。公演後のハイタッチまで待って、上の方の客席で書けた。

その場で急いで書くしかなくて、最後の締めの言葉も今思うとはっきり書けてなかった。この場を借りてこのスレッドでみらいちゃんに言いたい:

あなたの今の経歴では、悲しいことも、傷つくことも、すべては財産。
涙を浮かべながら思い出すことも多いでしょう。
それが決して単純な涙でないことも知ってるよ。
傷つくことはどうしても避けられないでしょう。
傷を見せるのは苦痛だけど、それを忘れて初めて生まれ変われる。
どうして忘れる必要があるかって?だって命は短いから。
すべての傷はただ、もっと大事な楽しい笑顔の時間を見せてくれるためだけに存在する。
春風がシャツをなびかせ、涼しいけれどもう寒くはない。
道ばたに花が咲き始めているから、前を向いて歩こう。

以上