SNH48チームHII副キャプテンうさぎ(吳燕文)の地元河南省鄭州ファンによる詳細なプロフィール

SNH48チームHII三期生うさぎ(吳燕文)について、地元河南省のファンが書いた長い紹介文に、知らなかったことがたくさん書いてあり、非常に興味深かったので、要約でご紹介。

原文はこちらの「女神ファン|河南工業大学出身のSNH48メンバー、作詞も演技もできる美女(2016/09/02)

タイトルにもあるようにうさぎ(吳燕文)は河南省の河南工業大学在学中とのこと。

身長168cm。それでもチームHIIの中でとくに背は高く見えない。

15歳のとき鄭州で、中華圏でトップクラスの人気ロックバンド、メイデイ(五月天)のコンサートを初めて見て、新しい世界が開け、彼女の心の中で密かにある気持ちが呼び覚まされた、とある。

子供の頃から活発で演技好きな女の子で、身近な人たちのマネをして「開心果」と呼ばれていたらしい。文字どおりにはピスタチオの意味だが、明るくて面白い人という意味。

親の意向で民族舞踊を習いに行かされたことで、パフォーマンスの才能が刺激されたとのこと。

中学高校は河南省実験中学で成績優秀。高校時代に文学創作、記者、モデル、学校のパーティーの司会、弁論大会での最優秀賞、自作自演の短編ムービー制作など、さまざまな活動をしていたらしい。

大学での専攻は放送テレビニュース科。大学一年生で学校のイメージPR映像制作を担当し、自ら出演した演技で教授や同学生たちに認められた。

その後も先輩たちの制作する短編映画作品に出演し、演技することにますます興味をもったとのこと。

同じく大学一年のとき、たまたまチャンスがあって『中国夢の声』というオーディション番組の鄭州予選に出場、いい経験ということで参加してみたところ、以外にも鄭州予選のトップ10人に選ばれ、最後には中国全国のトップ200に入選したらしい。

そのおかげで、北京工人体育館の舞台でパフォーマンスするチャンスを得て、経験豊富な他の出場者たちの前ではまだ未熟だったけれど、このチャンスを得たおかげで、さらに自信を持つことが出来たとのこと。

大学一年生の下半期に、大学の台湾交換留学プロジェクトに参加し、台北中国文化大学へ。

この台湾での大学生活で、彼女はパフォーマンスの面で密かに計画していたとおり、わざわざ「国劇」系パフォーマンス学科を選択したらしい。

ところが、この学科を受講するとき、初めて台湾の「国劇」学科が京劇を意味することを知って、半年間、微妙な気持ちで京劇のパフォーマンスを学んだとのこと。

この部分は、たぶんうさぎ(吳燕文)は「国劇」のことを「中国国内の電視劇(テレビドラマ)」のことだと勘違いしていたという意味だと思う。ところがじっさいには中国伝統演劇のことだったという、勘違い(笑)。

ただ、半年間の台湾滞在で得た、人情の温かさは、台湾の魅力として彼女の心に残ったらしい。

そしてSNH48三期生に応募、初回選考、二次選考、上海での最終選考と進み、合格通知を受け取ったときは詐欺にあったと思い込んで、何度も何度も確認して、やっと信じたとのこと(笑)。

家族に知らせないままで、お金もなかったので、初回選考では鄭州から会場の杭州まで、100人民元強(2,000円弱)の列車の二等席で、10時間以上かけて参加。当時3万人余りの応募者の中から、三期生30数人に選ばれた。

公演デビューしてからは、中国ツイッター(新浪微博)のダイレクトメッセージで、応援の言葉も、中傷の言葉も受けて、最初はかなり落ち込んでいたらしい。

デビュー前の自撮り写真の印象と、公演のオンライン生放送での印象が、かなり違ったことで、だいたい中傷の内容は想像できる。

ただ、その後SNH48チームHIIの副キャプテンに選ばれたことで、チームメンバーとともに前進する意志を固めたとのこと。

その後の彼女の活躍は、ここでもご紹介したとおり。

SNH48オリジナル曲、実際にはスキーター・デイヴィス『The End Of The World』の改編曲の『星夢の光』の作詞を担当。SNH48に出資している投資会社「創新工場」のトップ李開復氏から、歌詞の内容を賞賛された。

SNH48入団後、一年間の休学を経て、去年2015/09に再び大学に戻り、月曜から木曜までは鄭州で通学、金曜から日曜までは上海のSNH48星夢劇院で公演という生活。

SNH48活動で多忙中にもかかわらず、大学で自ら監督、編集、出演した短編CMの学生コンテストで、河南省全体の三等賞を獲得。

SNH48での作詞活動では、『Amazing Grace』の改編曲『夢よ高く飛べ(夢想高飛)』、『You Raise Me Up』の改編曲『翼をそろえて(比翼齊飛)』の作詞を手がけたことは、ここでもご紹介したとおり。

今の彼女の最大の希望は、来年2017年に大学を無事卒業して、芸能活動の夢の実現に向けて着実に前進できるようになること。


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