上海SNH48第四回総選挙圏内の北京BEJ48メンバー6名新浪エンタメニュースのインタビュー記事要約

北京BEJ48運営が、各種ネットメディアに出稿した第四回総選挙結果PR記事のなかでも、少し情報量が多くて面白かったものをご紹介。

メンバーについて筆者が知らなかった情報やエピソードが書かれていたからだ。

記事本文はこちらの『SNH48総決選落幕 BEJ48段藝璇等6位成員進入TOP66(SNH48総選挙が終幕、BEJ48は段藝璇など6名がTOP66に入選)』2017/08/04 10:40 新浪エンタメニュースの記事

まず、総合第14位、姉妹グループ第1位のいーしゃん、またはDDD(段藝璇)は演説会で「悠唐は負けない!」と叫んでいたが、この総選挙の受賞スピーチで、最初のひとことに「悠唐は負けなかったよ!」と叫んだ。悠唐は北京BEJ48劇場のあるショッピングモールの名前。

彼女のスピーチが引用されている。

「姉妹グループの中にも優秀なメンバーはたくさんいます。ただデビューするのがすこし遅かっただけです。チャンスは少ないかもしれないけれど、これからもっと良く発展していけば、もっとたくさんの人に私たちを見てもらえます。姉妹グループのもっと優秀なメンバーをみなさんに見てもらいます!」

「まるで夢見たいな感じです。本当に現実じゃないみたい。TOP16選抜組に入ったのは、ファンのみなさんの執念です。去年は何も分かっていなくて、目標を北京BEJ48の第1位と言って、ファンのみなさんにプレッシャーをかけすぎてしまいました。ファンのみなさんも私も最大の努力をしました。でもあのときの結果はBEJ48の第3位でもう限界でした。今年は名前を読み上げるのが後になればなるほど焦って、そのあと自分の名前が呼ばれてやっと一息つけました」

総合第21位、BEJ48第2位のチームEサンサン(蘇杉杉)については、二次元ヲタクで、歌もダンスも基礎がなかった。小さい頃から宇宙飛行士になりたかった、とのこと。彼女は両親とも教師で、大学の本科(4年制大学)に合格するよう彼女に求めていたらしい。そのため今、大学に通っている。

父親は彼女のすることは何でも応援してくれるが、母親はまだ反対しているらしい。彼女はBEJ48が中国国内でもっと成長すれば、母親も説得できると思っている、とのこと。自分のことを「死亡歌姫」と呼んで自虐ネタにしていて、「他のメンバーは、カワイイ系、萌え系、釣り系だけど、私は別の道を進む。私はSNHの”死亡系”アイドルの最初の一人になります!」

「死亡」というのは中国のネットスラングで、定番のツッコミ。「我選択死亡」、あまりにヒドくて、死んだほうがマシだ、的な意味。「死亡系」アイドルって(笑)。

総合第34位、BEJ48第3位のパオツ(胡曉慧)は、高校3年生。毎朝5時に起きて、北京BEJ48の宿舎から、徒歩、自転車、バス、地下鉄、またバスに乗り換え、2時間かけてやっと学校につくという通学生活をしている。

「いちどは渋滞で、11時半にやっと学校についた。普通なら7時半には着くのに」ということもあったらしい。このときは罰として一週間ずっと日直をやらされた、とのこと。一年休学していることもあり、アイドルの仕事をしているからといって、学校では決して特別待遇があるわけではない。

彼女は子供の頃からスターになる夢をもっていて、SNH48メンバーが出演した映画『半熟少女』を見てSNH48を知り、三期生オーディションからずっと参加して、五期生でやっと合格したとのこと。

総選挙感謝握手会のときは、ファンに感謝の気持ちをあらわすために、ミルクティーを買ってプレゼントしたのだが、送り先を間違えて、握手会会場の「上海世界博館」ではなく「上海博物館」に送ってしまったらしい(笑)。

総合第35位、BEJ第4位、チームB副キャプテンのミルク(劉姝賢)は総選挙に全くプレッシャーを感じていなかったとのころ。総選挙は自分でコントロールできない要素が多すぎるので、事前にファンに目標順位などは言わなかったらしい。

「自分がこうなりたいからそうなるってものじゃない。人格に十分魅力がなければ、他人に投票させようとしても、無理やり投票させて、何々票を入れて下さいなんて言えない」

彼女はグループの外でも万能タレントとして活躍したいとのことで、映像作品、司会者など、すべてチャレンジしてみたいらしい。独特の個性があって、他人のようになりたくないし、他人からレッテルを貼られたくもない。

彼女は劇場公演のMCコーナー(おしゃべりのコーナー)では「ホンネを話す」担当。いつもホンネを話していて、舞台の上にいてもそれ以外のときも変わらないらしい。なので教員免許を持っているが、教師にはならないと決めているとのこと。

「自分は我慢強くないので、学生の面倒を見きれない、今は子どもを叩いてはダメ出し、叱るのもダメだから。それなら自分の弟に勉強を教えるほうがまし。家で弟が言うことを聞かなければすぐ私に叩かれる」って(笑)

チームEライチ(李梓)は去年BEJ48で第1位をとったが、今年はBEJ48の5位に落ちた。「去年の1位はプレッシャーが大きすぎました。去年本来はそんなに実力もなく、可愛くもないし、あの位置に立つ能力もなかった。今年順位が落ちて逆にほっとしました」とのこと。

彼女はもともとキャビン・アテンダントや、グランドサービススタッフになるつもりだったので、入団した時は家族は反対していた。しかし今は考え方が変わっているという。

実はSNH48一期生のとき応募したが、年齢が小さすぎて合格しなかった。入団前は家族はキャビン・アテンダントの安定した仕事についてほしいと思っていたが、今は女性俳優になって欲しいと思っているらしい。

総合順位第57位、BEJ第6位のプディング(李媛媛)は、赤ちゃん声なのに毒舌というギャップ萌えキャラ。両親は学校の教師にすることが希望で、中国語文学専攻だった。しかし彼女の選択を尊重したとのこと。今年の総選挙には家族も見に来て、彼女の変化に気づいて少し安心したらしい。

彼女は年度劇場皆勤賞をもう少しのところで取り逃したとのこと。その理由は、、魚の骨が喉に刺さって、公演前にもう少しで手術が必要なところだったが、胃カメラで取り出すことができたらしい。ただそのために公演を一回だけ休んでしまった。

彼女は自分のことを自虐的に「運の悪い」アイドルと言っているとのこと。講義があって飛行機で大学に戻るとき、たまたま間に合わなければ、講師は出欠を取って、たまたま間に合って席にいる時は、点呼しない。

また、以前足をくじいたことがあって、ちゃんと治療せずに腱鞘炎にしてしまったり、手が滑膜炎になってしまったり、つい先週は舞台でコケてしまったり。

以上、北京BEJ48のうちSNH48第四回総選挙で圏内に入ったメンバーの、それぞれエピソードの詰まった、そこそこ面白い記事をご紹介した。