上海SNH48七期生チームNIIヤーヤー(張雅夢)が退団とのこと。
2017/08/08 17:30のすでに削除されているツイートで、彼女のプライベートの中国ツイッター(新浪微博)アカウントに自分自身でメンションし、そちらのツイートに二期生カチューシャ(李艺彤)もコメントしているので、確定。
本人の応援会へのメッセージによれば、どうやらキャビンアテンダントの道に戻るようだ。彼女は先月、中国民用航空飛行学院を卒業している。
彼女が、二期生リサ(陸婷)、四期生ペンペン(謝天依)、五期生ニモ(費沁源)と出演したネット映画『女尊三国志』の扱いがどうなるのか微妙。
張雅夢:(訳注:応援会へのメッセージ)この一年お疲れ様でした。明らかに最初は一人ひとり新鮮な花、新鮮な子だったのに、私のためにおばさんになっちゃったね。これからはしっかり勉強してしっかり仕事して、社会に役立つ人になって下さい。みんなといっしょにいれなくてごめんなさい。でも中国南方航空への登場歓迎しています
SNH48七期生 趙韓倩:ハート
張雅夢のコメント:バカな子。キャプテンが言ってた「後を継ぐ人がいる」ことを忘れないで!
SNH48七期生ピンキー(潘燕琦):無事着陸を祈ってます。
張雅夢のコメント:潘燕琦、どうかみなさん彼女の面倒をみてあげて。彼女、威勢よく見えるけど、内心はバカで甘い女の子だから。彼女をいじめちゃダメ。
張雅夢のコメント:カーカー(訳注:李藝彤のこと)、ハグ。必ずまた会いましょうね。火鍋おごってよ。来年の約束は必ず実現する。
最後に余計だが、2017/08/06 21:38のピンキーとヤーヤーのツーショットのツイートをご紹介。速攻で削除されている。ここからは筆者の独断と偏見なので読みたくない方はくれぐれも読まないようお願いします。
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このときすでにヤーヤーの退団は決定しており、ピンキーは彼女の前途をはげます意味で「祝君武运昌隆」と書いたと思われるが、これはさすがにマズかったようだ。「武運昌隆」は日本語で「武運長久」。第二次大戦中、出征する日本兵たちを激励するために、当時の日本人が日の丸の寄せ書きや千人針に書いた言葉とのこと。それをジョークにして使っている。日本人からすると不愉快だ。
個人的にはこのあたりに「誇り高き中国人」としての彼女が、日本系アイドルグループと根っこのところで反りが合わなかった原因があるのでは、と思う。
SNH48グループメンバーも仕事を離れたプライベートでは、当たり前だが一人の中国人だ。中国初の国産空母進水式をリツイートして喜んだり、筆者がファンの広州GNZ48チームNIIIミッフィー(劉力菲)は、公式アプリPocket48の「メンバーの部屋」で、先日の人民解放軍設立90周年の習近平主席閲兵式を中国中央電視台CCTVの再放送で観て「カッコイイ!」とコメントしていた。ミッフィーは決して軍事オタクではなく、日本人から見るとちょっと引いてしまうが、あの閲兵式に対する一般の中国人のリアクションとしては普通だと思う。
日本のアニメやJ-POP大好きなミッフィーでさえそうだという基準を置くと、ヤーヤーのアイデンティティーの重点は強力に自分が中国人であるという点にある。プロとしてダンスや歌を仕事にすることは問題なくても、日本式の集団主義(チームワーク)や謙虚さを美徳とする価値観についていけなくなれば、たぶん48系グループにいることは苦痛でしかないだろう。自律的に働けるキャビン・アテンダントとして中国の航空会社で働く方が彼女に適していることは言うまでもない。
彼女はどこかで折り合いをつけられるという期待から、この1年弱がんばっていたのかもしれないが、明らかに限界に達したということだろう。まだ先の長い彼女の人生が幸福であることを祈っている。
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