上海SNH48チーム対抗ライブツアー『燃やせ!チームスピリット』SNH48 Team SII vs 広州GNZ48 Team NIII

上海SNH48姉妹グループ含む全10チーム対抗ライブツアー『燃焼吧!団魂(燃やせ!チームスピリット)』、昨日2019/06/01(土)は深セン会場で上海SNH48 Team SIIと広州GNZ48 Team NIIIの対戦だった。

今回の司会は広州GNZ48 Team Gキツネちゃん(高源婧:上海SNH48五期生から移籍)。主催は中国三大携帯電話会社の一つ、チャイナモバイルの音楽配信サービス「MIGU音楽」。

↓全編の録画はこちら。

今回はSNH48一期生、二期生メインのTeam SIIと、上海SNH48六期生からの移籍メンバーメインのGNZ48 Team NIIIの対戦で、実力者ははっきりしている。

なので7SENSESメンバーのKIKI(許佳琪)、ダイモン(戴萌)、Bちゃん(孔肖吟)、タコちゃん(張語格)も参加しているダンスパフォーマンスは上の動画でチェックして頂ければと思う。

個人的には、SNH48一期生CC(徐晨辰)が、久しぶりに大きなステージでAKB48『泣きながら微笑んで』を歌えたのが印象的だった。

彼女はSNH48一期生の中では歌唱力がバツグンで、5年前の2014/01/23、スズキ自動車提供のSNH48第一回紅白歌合戦で初めてこの曲を大舞台で歌っている。

このとき舞台裏で、当時Team SIIキャプテンだったmomo(莫寒)が、CCを舞台に送り出すのを「嫁にやるみたい」と話したのは、SNH48一期生ファンにとって思い入れのあるエピソードの一つだ。

今回のライブでこのときの最後、大きな羽を背負う演出のパロディーをやっている。

もう一曲、Team SIIの素晴らしいパフォーマンスはJolin Cai(蔡依林)『Lady In Red』のカバー

黒い衣装で分かりずらいが、冒頭の舞台左手、タコちゃん(張語格)の超絶パフォーマンスに注目。

GNZ48 Team NIIがAKB48楽曲を一曲も歌っていないのに対して、SNH48 Team SIIは過去に上演したAKB48の公演から、『RESET』『シャムネコ』『初恋よ こんにちは』『泣きながら微笑んで』『Beginner』『毒蜘蛛』と6曲もパフォーマンスして、ファンの期待にこたえた。

(厳密には『初恋よ こんにちは』だけはAKB48『シアターの女神』の曲なので、上海SNH48 Team NIIの「持ち歌」)

さて、このライブはSNH48グループ全10チームの対戦形式だが、今回の会場での投票結果はやる前から分かっている。

SNH48 Team SII 115,600票、GNZ48 Team NIII 40,300票。広州GNZ48本拠地である広州の近くの深セン会場だが、来場者の4分の3はTeam SIIファンだったことになる。

SNH48 Team SIIはSNH48一期生メインで、SNH48で最初にできたチーム。GNZ48 Team NIIIと比べて、そもそもファン層の厚みに差がありすぎて相手にならない。

オンライン投票も含む2019/06/02 10:00時点の全10チームの得票数は以下のとおり。予選の投票は2019/06/08に締め切られ、上位3チームが決勝ライブを行うことになっている。

上海SNH48 Team SII 9,654,345
上海SNH48 Team NII 6,121,208
北京BEJ48 Team B 4,147,966
上海SNH48 Team HII 4,109,475
上海SNH48 Team X 149,331
広州GNZ48 Team G 147,265
広州GNZ48 Team Z 94,455
北京BEJ48 Team J 86,405
北京BEJ48 Team E 82,456
広州GNZ48 Team NIII 69,210

この数字、決して入力ミスではない。

今回対戦したSNH48 Team SIIは、GNZ48 Team NIIIの140倍という、わけの分からないことになっている。

上位4チームがプログラムによる自動投票をしているのは確実だが、ここまで票数が開いた原因は、2019/05/16にチャイナモバイルの着信動画を購入すると票数に加算されるというルールが追加されたためだ。

それまで「MIGU音楽」の1アカウントごとに1日の投票数が制限されていたが、着信動画の購入数は制限がなく、自動投票がフル回転した。

その結果、下図のグラフのように2019/05/16~05/17に上位3チーム(SNH48 Team SII、NII、HII)の得票数が跳ね上がっている。

このため着信動画の購入数も制限され、その後は落ち着いている。

このイベント『燃焼吧!団魂』は投票対戦だけとり出すと、プログラムによる自動化競争になっているので、まったく面白くない。

チャイナモバイルとSNH48運営会社が儲かって、上位チームの応援会の面子が立つというだけのこと。

なので、ライブパフォーマンスだけを純粋に楽しみましょう(汗)。

なお、ライブ前に行われた握手会は下の動画のとおり長蛇の列になっていた。

↓上海SNH48 Team SIIが深センまで遠征しただけあって、集客は良かったようだ。

以下、ライブの模様。